研究成果
ラクトフェリンのスキンケア機能は多彩で、新事実は現在進行形で発見され続けています。フェイスケアのニーズに応えるため、低刺激性や機能性を高める研究も進んでいます。
ラクトフェリンのスキンケア機能は多彩で、新事実は現在進行形で発見され続けています。フェイスケアのニーズに応えるため、低刺激性や機能性を高める研究も進んでいます。
ラクトフェリンが世界の研究者から注目を集めるなか「表皮を修復する」研究成果を発表したのは、サラヤが初めてでした。研究を重ねるうちに、傷つけた表皮細胞にラクトフェリンを添加すると新陳代謝を促進させることにより、傷を修復することを発見。
ラクトフェリンの免疫力アップ機能や抗菌作用に着目して研究を進めたところ肌細胞には、「ラクトフェリンを受け入れる鍵穴が存在し、すぐれた機能が発揮されるに至るからだのしくみ」を解明。肌に塗ったラクトフェリンが肌細胞に存在する鍵穴にピタッとはまると、肌活性化の指令が細胞に送られることがわかったのです。このメカニズムを解明したことで、ラクトフェリンが「飲む」だけでなく「スキンケア」で効力を発揮することを確信。開発が進みました。
ラクトフェリンが肌の細胞を活性化し、ハリや弾力を保つメカニズムを追究したところ、美肌に欠かせないコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸をつくり出す、すぐれた力を発見。ラクトフェリンによってコラーゲンが160%、エラスチンが170%、ヒアルロン酸が350%にまで増加しました。なかでも肌の弾力を支えるバネの働きをしているエラスチンをつくり出し増やす成分は希少とされていたため、画期的な発見となりました。
年齢を重ねるにつれて、コラーゲンやエラスチンが変性することで弾力を失い、ヒアルロン酸が失われることで水分が減少。
シワやタルミが表れがちになる肌にラクトフェリン ジェルセラムを塗ると、シワが40%改善するという実験結果を得ました。
サラヤが独自に開発した世界初の「浸透促進成分=ソホロ」を配合することで生み出された、「浸透型ラクトフェリン」がスキンケアに大きな効果をもたらすことを実証。天然酵母から生まれた100%植物由来の浸透促進成分ソホロのカプセルが、ラクトフェリンをはじめとする美容成分を包みこむことで、効率よく肌の奥※まで届け、すぐれた機能の発揮が可能に。皮膚への浸透量を比較する実験をしたところ、ソホロをプラスした方が約2倍の結果を示しました。
※角質層まで
ラクトフェリンは熱に弱く、機能が失われてしまいやすい成分です。沈殿して品質が安定しない、天然のピンク色が壊れてしまうなどの試行錯誤を何年にもわたって繰り返し、実験と検証を重ねた結果、ラクトフェリンの機能が生きた天然のピンク色を残したまま、化粧品としてジェル化する安定配合の技術を確立。その結果、非加熱処理の生のラクトフェリンを0.5%という、肌研究から導き出したエビデンス高濃度で配合することができました。
肌へのやさしさを重視するサラヤは肌に負担をかけるものを極力排除し、合成着色料、合成香料、パラベン、アルコール、石油系界面活性剤は無添加。天然精油を採用し、自然派処方に心がけています。
一方でラクトフェリンをメインに35種の美肌成分を配合することに成功。なかでも通常では肌に浸透しにくいアミノ酸20種、セラミド4種、また水分を保つ働きにすぐれた水溶性コラーゲンなどを、独自の浸透促進成分ソホロの働きによって肌に浸透させ、美肌効果に大きく貢献しています。